コロンビアの治安当局は、ミゲル・ウリベ・トゥルバイ氏に対するテロ攻撃を計画したとして、エルダー・ホセ・アルテアガ、通称「エル・コステーニョ」を逮捕し、刑務所に送致したと発表しました。アルテアガは、同事件の実行犯を指揮したとされ、殺人未遂、犯罪組織の結成、武器の製造・密輸・所持、未成年者の利用、証拠の隠蔽・改ざん・破壊などの罪に問われています。
アルテアガは法廷で無罪を主張し、検察は彼が数回にわたりテロ計画の会合を主催したと述べています。特に、6月4日にボサ地区で行われた会合では、すでに逮捕された関係者に役割を割り当てていたとされています。彼の逮捕は、エンガティバ地区の住宅で行われ、警察はその場で複数の証拠を押収しました。
映像には、特別作戦部隊がアルテアガの自宅に突入する様子が捉えられており、彼は逮捕される際に動揺し、涙を流す姿が見られました。逮捕後、彼はボゴタのメトロポリタン警察に移送され、裁判所での状況判断を待つこととなります。アルテアガは、15歳の少年と成人を利用してウリベ氏に対する攻撃を指示したとされています。
捜査当局は、アルテアガの捕獲が事件解決の鍵であると強調し、他の共犯者の特定に向けた捜査を続けています。また、アルテアガの家族の安全も考慮されているとのことです。事件の背後にある犯罪組織の全容解明に向けた捜査は、今後の展開が注目されます。